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子供に対する性犯罪者の薬物去勢

Google news のタイトルの中に,ロシアのメドヴェージェフ大統領が児童に対する性犯罪者は去勢すべきだと主張したというニュースが目にとまった。
注目して読んでみると,大統領は火曜日(5月10日)の裁判制度の改革に関する会議の席上,児童に対する性犯罪を犯した者に対して厳罰でもってあたる必要があると主張し,そのためには化学的手段による去勢も考えられると述べたというのだ。同時に,しかし,その適用は本人の同意がある場合に限る,とも。
唐突な印象を受けたのでロシアのニュースを検索してみると,この間にロシアで立て続けに幼い少女に対する強姦(殺人)事件が起き,いずれも性犯罪の前歴を持つ犯人によるものだったことが強調されている。
4月27日付けの《論証と事実》紙によれば,カフカース地方の都市近郊で8歳の少女の死体が発見され,彼女が生前に強姦された痕跡があったため,捜査が行われた。友達と一緒に花を売っていた少女が中年の男性とどこかに向かって歩いていたという目撃者があり,警察の持つ性犯罪者のデータベースから容疑者が浮かび上がった。数日のうちに彼は逮捕された。2000年に8歳の少女に対する強姦により12年の刑に処せられたが,2007年に仮釈放により自由の身となっていた47歳のゴンタレンコ,彼はすぐに自分の犯行であることを認めた。
もう一人の犯人はスタブロポリ地方の病院に夜中に侵入し,入院患者である9歳の少女をトイレに連れ込み強姦したのだが,この犯人ボロトゥインツェフ(23歳)は2007年に同年代の女性を強姦した罪で4年半の自由刑に処せられ,2度目の申請が(刑務所当局や検察官の異議申し立てにもかかわらず)認められて今年の1月に仮釈放となったものだった。
念のため付け加えておけば,ロシアの法制では仮釈放(「条件的な刑期満了前釈放」)は裁判所の決定により許されることになっている。そのため,新聞はじめ各メディアは「安易な仮釈放がなければこれら犠牲者も出なかった」と主張しており,冒頭に述べた裁判制度改革の改革に関する会議もそれとの関係で開かれたものだと推測される。

が,その席上で大統領から飛び出したこの意見,かなりの支持を集めそうだ。
子供に対する性犯罪者の再犯を防ぐための措置としての薬物投与による「去勢」は,既にスウェーデン,デンマーク,カナダ,オーストラリアや米国のいくつかの州などで採用されており,イギリスやポーランドなどでもその採用の動きが伝えられている。わが国では小田晋先生の採用論が知られているが,僕自身も,メーガン法のような性犯罪者の前歴の広範な公開の制度よりはよほど人道的で効果的な方法だと思うのだが。

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